3月の連休中イベントの結果リポート-1

年度末に向けてラストスパート中!!

事務所移転のため引っ越し準備で大わらわです。
おかげでイベントリポートが滞ってしまい申し訳ありません。

まずは先週金曜日20日春分の日開催の新木場BumbでのSuper5・スーパービギナーズ

連休の初日に6チームのお集まりをいただきました。

私どもの企画でもこの会場は定期開催が比較的新しいため、参加のチームも
はじめて参加いただくチームも他の会場よりは多いようです。

だいたいいつも5〜多くて10チームくらいの企画ですから、会場の雰囲気も
あってか非常にこぢんまりとした印象のほのぼのムードな感じが多いでしょうか。

今回もスーパービギナーズ=超初心者向けだけあって、
真剣ながらもへっぽこプレーで笑いも起こる。そんな様子でした……が……

すでに
【タマ蹴りドットコム】のホームページにPDFファイルとともにアップされていますのでご覧になった方もあると思いますが、残念な事態がここでも起こりました。

http://www.tamakeri.com/result/index.asp


スーパービギナーズとは?

初心者も初心者、超初心者向けのカテゴリーとして設定されています。

では初心者とは?
これは私どものHP、各イベントの規則書にも記載されていますが、
サッカーやフットサルをプレーしたことのない人にとって
ボールを足で扱うと言うことはとても難しいものです。

まずは止まっているボールだってちゃんと蹴るのはなかなか難しい。
そしてこれを動きながらとなるとなおさら。
また人が蹴ったり、投げてきたボールを正確に止めること。
これも素人には非常に難しい動作です。

要はこれらのプレーがまだまだままならない。
狙ったところどころかちゃんと前にボールを蹴るのもやっと。
ボールを止めるのか、蹴るのか?
いざ止めようと思ってもあの丸いボールが思ったように止められない
そういう人たちを超初心者ないしは初心者と言います。

しかしこれらのことを多少でも経験があれば、もしくは経験者といっしょに
しばらく練習しプレーを重ねていれば大抵の男子、若者はそこそこはできるように
なります。

この習熟度合いの差はやはり経験を積めば積むほど、練習をすればするほど
自由に自在にプレーできるようになります。

一度ある程度のレベル、経験を積んだ人は多少のブランクがあっても
40代に入るくらいまではほとんど問題なくプレーできます。

これはサッカー部やクラブ活動でサッカーをやっていなかったとしても
ある程度スポーツの経験があり草でサッカーをやっていた場合には
そこそこのプレーができるようになります。

このような人たちは初心者というのか?

というと、私の考えでは初心者とは言いません。


そう考えると、男性メンバーだけのチームの場合現時点では
私の定義するビギナーズ=初心者のプレーヤーがほとんどのチームというのは
存在しないと考えていいでしょう。


ではいったい誰がスーパービギナーズやビギナーズといったクラスで
プレーしているのでしょう?


それは、サッカーを今時小さい頃からほとんどやったことなくて
友達に誘われて今タマ蹴りをはじめた人で、そして我々の企画に出るような
方は皆無です。

ただプレー経験の度合いが短い、低い人が多くメンバーにいるためや
そういった人たちで現在は特に練習もなくいつもぶっつけ本番に近いような状態で
イベントだけ楽しみで出るというチーム。

当然練習もほとんどしていないからよほどのことがない限り
ビギナーズやスーパービギナーズで優勝なんてなかなかおぼつかない。

でも、とにかくやるからには1勝でも2勝でもしたいと考えるのは
人の欲求というか性というか、できれば勝ちたい。


ここのバランスなのだと思います。


ビギナーズやスーパービギナーズに参加されるチームのほとんどはそれで
だいたい勝ったり、負けたりということの繰り返しになるはずですが…

ここにたまにしかプレーはしないけどとか、昔の仲間で本当に久しぶり何年かぶりにプレーするんだけど

というような理由で、過去の経験やプレーのレベル度合いは明らかに
上記の人たちとは違いかなりの習熟度をもった人たちで構成されるチームが
その「勝ちたい」=特に久しぶりにプレーするんだから負けて惨めな思いするよりは勝って気持ちよくなりたい、そんな気持を優先するが故、明らかに
設定と異なるビギナーズやスーパービギナーズに参加されるケースが
あることです。

ほとんどはこのケースだと思います。
自分対のプレー経験を勝手に過小評価してより「勝てる」クラスにエントリー
する。

そういう行為がまかり通っていて、ある意味スピード違反に運悪く捕まってしまった程度にしか考えていないという現実があります。


だいたいこのクラス分けそのものをどの程度各イベント主催者は管理しているのでしょうか?

ちゃんと管理しないのならそういった設定をすること自体止めてもらいたいのですが。


私どもの所は現在はイベントの本数を非常に絞ってあります。
したがって主催者=企画者=経営者です。

すべての現場はこのクラス分けを考案した本人がその目で見ています。
それぞれのプレー、メンバーの年齢層、ウェアの着こなしなど見れば
どのくらいの習熟度のある人たちなのか一目瞭然です。

だてに40年近くもサッカーのそばにいたわけではありません。

フェアに戦って勝つことに意義があるのでしょう。
戦う前から結果のわかるようなエントリーをして何が楽しいのか?
そのメンタリティーが残念ながら理解できません。


まもなく新年度です。
新年度の企画は今のところ従来通りのクラス分けが表示され募集中ですが
これもまもなくもっとシンプルなものになっていくでしょう。


先にも書いたとおり、いわゆるビギナー、スーパービギナーは存在していないのですから、それに対応した形式が必要なのだと考えています。


実際には多数のチームがちゃんと規定を守ろうとして下さるのに
一部の無理解で自己中心的なチームのため多くのチームが
適正な戦いの場を失うかも知れません。

ただ私としては【タマ蹴りドットコム】は戦いの場と言うより
遊びの場ですから、そういった規則、規制というよりも自由におおらかに
楽しんだ方が勝ち!!的なものを提供していくことがその使命かとも思っています。


それを実現するためにどのような仕組みを作るかと言うところになります。

最近私どもの企画にご参加いただいているチームはおわかりと思いますが、
私は勝利自体は重要視していません。

我々のような草イベントで優勝した!!
なんて言うのは本当に内輪の話題ではいいですが、ひとにえらそうに実績として
語るようなものでは無いと思っているからです。

それよりその日の試合でたった一度でもいいから思ったとおりのプレーができたとか、チーム一丸となって女性にゴールを決めさせてあげることができたとか、
チームがはじめて勝利できたとか、そういう些細なことでも何かが達成できたことで、また次ぎもやってみよう!!
そう思わせるような機会が創出できることの方が重要です。

ですから今はほとんどの企画で勝っても負けても試合数にほとんど差がつきません。
同じイベントの中でもよりレベルの接近したチーム同士が緊迫した試合ができるような対戦方法を日々考えています。
そんな中で一番になったチームにはご褒美を、そうでないチームにも粗品
お渡ししています。

すべてのチームに均等に記念品が渡るのが理想ですね。
そして一番を獲得したチームにはご褒美として一番の証拠品程度が
正しいあり方だと最近とみに思っています。

思ったことをそのまますぐに実行に移すことができるのが小さな企業、
オーナー=企画立案者であることのメリットだとも思います。
※ただすべてがうまくいくわけではありません。改良と思ったことが改悪でお客様を失望させ失ってしまい、経営危機に瀕するリスクも当然あります。

でも自分のやりたい、思ったことを表現できるからこそここまでやってくることができたことも確かです。

イベントリポートとしては重くなってしまいましたが、
このような場でしかなかなか私どもの思想をお伝えすることもできませんので
お許し下さい。


私どもの考えに共感いただいて引き続きご参加いただけるチームが一つでもある限り頑張ってみようと思います。