冷たい雨

先週、今週とウィークデイは冷たい雨が続いている。

週末に雨が降るよりはいいが、やはり雨は仕事するのにも気が萎える。
(たいした仕事をしているわけではないが…)


それ以前に本人のやる気がないほうが問題か??(笑)


この先冬はもう店じまいしてしまって冬眠だな……


【今週のひとりごと】再録
タマ蹴りドットコム メールニュース2月12日号より


▲▽前号に続いて歴史を遡り1997年は??▽▲

ついこの間のようですが、干支でいうと今の丑年の一回り前です!!(驚)

ハイ!今年12才の子が生まれたトシ!今年24才になる人が小学6年生だったトシ!
今年からはもうMastersクラスにエントリーを考えている人がまだバリバリの24才だったトシ!
です!!

きしくも12年前は、先日のワールドカップ最終予選オーストラリア戦のように
日本代表がフランスワールドカップ出場を目指してアジア最終予選を戦っていた
そんなトシです。

そうですね、だんだん記憶が蘇ってきましたでしょうか?

日本サッカーがどんどん盛り上がっていく上昇期です。
このころには2002年のワールドカップ日本開催も決定しており、
1998年のフランス大会に予選を突破して出場することが日本の最大の使命でした。

前回に続いてちょっとタマ蹴りのネタから脱線しますがお付き合いいただければと思います。

W杯予選といえば私はその前の94年アメリカ大会へのアジア予選を忘れることはできません。
そうです93年10月の「ドーハの悲劇」あれです!

私はあのアジア最終予選カタール=ドーハでのセントラル方式による日本の戦いすべてを現地にて目撃をしたひとりです。


前年の92年アジアカップ広島大会を制したオフトジャパンを見たとき、
「あぁ、このチームは私たちの悲願であるワールドカップに連れて行ってくれる!!」
そう感じたのです。そして93年日本サッカーがワールドカップへの出場を決める
その瞬間に立ち会わなくては、この目で見なくては!と思い、JTBの応援ツアー
3週間のアジア最終予選全戦観戦カタールの旅に申し込んでいました。

当時私はサッカーとはなんの関わりもない、砂まみれのラリーに参戦するという
仕事をしておりました。

年末からその本番があり10月は決してヒマというわけではないですが、
すべてを調整しそれらより、この瞬間に立ち会うことを優先させました。

成田からの旅立ちの日、その日そこではじめて顔を合わせるツアーメンバー
様々な経歴を持つ猛者たちです。Jリーグ開幕以前の黎明期の日本サッカーを
各地で支えてきた面々です。

現地ホテルで同部屋になったのは当時大学生のHクン。
初対面ながら目的は同じなのですぐにうち解け、サッカーの話で終始盛り上がる。

滞在したのはドーハのシェラトンホテル。なんとそこは最終予選に参加する
すべてのチームの滞在する公式宿舎というとんでもないところ。
ロビーやエレベーターで普通にオフト監督やラモス、都並、ゴン中山、カズなどと
いっしょになるのである。朝食のレストランでもふと横を見ると彼らがいるのだ。


JTBでの事前説明会でそのことはすでに知らされていて、ロビーやエレベーターで粗相のないように十分注意を受けていたが、実際にはさほど緊張することもなくフツーに挨拶したりしてお互い大人な感じで生活をともにした。


ただ試合の前日や当日となると、試合ごとの選手の緊張感やピリピリしたヒリヒリする感じがありありとうかがわれ我々もその空気に刺激され「いざ決戦!!」というテンションになっていった。
またオフタイムにはプールでともにとりとめのない話しをしたりしてリラックスした時間をもともに過ごしたのである。


試合の結果は歴史が示すとおりなので今さらふり返りはしないが、
ここでの体験が実はこのおよそ1年半後に今に繋がる「タマ蹴り」の創設の
キッカケを私に与えてくれたのである。


サッカーが好き!!というのはこういうこと。
サッカーは世界の共通語とはこういうこと。というのを身をもって体験した。


今のようにサポーターとか、そんな集団応援なんてまだ駆け出しで、
そんなまとまりというより、本当にサッカーが好きな連中が集まってきた!!
そういう中で起きたいろいろなことが、私の中で醸成されて95年に
株式会社エフパッションを興すエネルギーとなったのだった。


高校卒業でサッカーのリアルな部分から離れていた自分の中に
サッカーのすばらしさが蘇ってき、そしてサッカーへ何か恩返しがしたい。
そう思ってこの会社を立ち上げ14年が過ぎようとしている。


15年目を前にしてもう一度「フットサル」ではなくて「サッカー」を
見直してみようと気がついた。


そう原点は「サッカー」なのである。


原点回帰についてはこのあとまた触れていくので気が向いたら
読んでやってください。